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ピアノ五重奏曲 (フランク) : ミニ英和和英辞書
ピアノ五重奏曲 (フランク)[ぴあのごじゅうそうきょく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ご]
  1. (num) five 
五重 : [ごじゅう]
 【名詞】 1. five-storied 2. quintuplicate 3. fivefold
五重奏 : [ごじゅうそう]
 (n) instrumental quintet
: [おも]
  1. (adj-na,n) main 2. principal 3. important
重奏 : [じゅうそう]
 (n,vs) instrumental ensemble
奏曲 : [そうきょく]
 (n) (abbr) sonata
: [きょく, くせ]
 【名詞】 1. a habit (often a bad habit, i.e. vice) 2. peculiarity
ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)
ランク : [らんく]
 【名詞】 1. rank 2. (n) rank

ピアノ五重奏曲 (フランク) : ウィキペディア日本語版
ピアノ五重奏曲 (フランク)[ぴあのごじゅうそうきょく]

ピアノ五重奏曲 ヘ短調は、セザール・フランク1878年から1879年にかけて作曲したピアノ五重奏曲
== 概要 ==
フランクはヴィルトゥオーゾピアニストとしてキャリアをスタートさせた。創作の初期にはピアノ三重奏曲集を作曲するなど室内楽曲も手掛けた彼であったが、サント・クロチルド聖堂オルガニストに就任してからの中期にはこのジャンルから遠ざかっていた。1874年ワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』に触発されたフランクは旺盛な作曲意欲を見せる後期に入る。ここで彼は30年以上の空白期間を経て再び室内楽の分野に舞い戻り、『ヴァイオリンソナタ』や『弦楽四重奏曲』などの傑作を生みだした。そうした一連の室内楽曲創作の口火を切ることになったのが、このピアノ五重奏曲である。
フランクの後期作品は緊密な循環形式の使用によって特徴づけられる。後期でも早い段階で書かれたこのピアノ五重奏曲においてその特徴は既に現れており、冒頭に提示されるモチーフによって全曲の有機的統一が図られている。フランクは循環形式を基本に据えた作品を作り続け、1888年の『交響曲 ニ短調』はそうした楽曲の最たるものとして名高い。
初演は1880年1月17日国民音楽協会で行われた。演奏はマルシック四重奏団とサン=サーンスピアノであった。フランクはサン=サーンスへ曲を献呈しようとしたが、サン=サーンスは曲の内容にひどく不満を持ったらしく、演奏が終わると献辞の書かれた自筆譜を残してそのまま舞台を後にしてしまった〔。出版はアメル社(Hamelle)から行われ、ダンディ1906年にはこの版が主流であったと伝えている。その後、ライプツィヒペータース社からも楽譜が刊行された〔。
この曲の作曲にあたって、フランクと彼の門弟の1人であるオーギュスタ・オルメスとの不貞が影響したという説もある〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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